はじめに

SpotBugs は,Java プログラムの中のバグを見つけるプログラムです。このプログラムは「バグパターン」のインスタンスを探します。「バグパターン」とは,エラーとなる可能性の高いコードのインスタンスです。

この文書では,SpotBugs のバージョン 4.0.0-RC2 について説明します。私たちは,SpotBugs に対するフィードバックを心待ちにしています。SpotBugs の最新情報,連絡先,SpotBugs GitHub 組織に関する情報などのサポートリソースは SpotBugs のウェブページを参照してください。

必要条件

SpotBugs を使うためには,Java バージョン 1.8 以降のバージョンと互換性のあるランタイム環境が必要です。SpotBugs は,プラットフォームに依存せず,GNU/Linux,Windows,MacOS X で動作することが知られています。

SpotBugs を使うためには,少なくとも 512MB のメモリが必要です。巨大なプロジェクトを解析するためには,より多くのメモリが必要になることがあります。

サポートされているJavaバージョン

SpotBugsはJDK8でビルドされています。またJRE8以上で動作します。

SpotBugsはバージョン8以降のJDKによって生成されたバイトコード(クラスファイル)を解析できます。しかし、Java 11以降へのサポートは未だ実験的なものです。既知の問題点は`イシュー管理システム <https://github.com/spotbugs/spotbugs/issues>`_ で確認してください。

SpotBugsはサポートが切れたJDKバージョン10、9および7以前によって生成されたバイトコード(クラスファイル)の解析をサポートしません。